ChatGPTと批判的思考(クリティカルシンキング)の鍛え方と楽しみ方①次に背が高いのは問題

批判的思考(クリティカルシンキング)とは?何故うざいと言われるのか

批判的思考を常に脳内で行う人もいれば、自分の視点のみに囚われ他視点を考慮する発想にも及ばない人もいます。無意識に批判的思考を行えないのなら、楽しさを理解しながら鍛えてはいかがでしょうか。

批判的思考で物事を考えられると正解がひとつでないことに気づくことがあります。今回は前提条件がこうであると無意識に捉える人が多い質問だから正解になったが、そこで不正解となった答えは何故出てきたか、理由が掴めるとかなりすっきりします。

よく見かけるこの質問を先ずご覧ください。

Aの身長は150cm
Bの身長は155cm
Cの身長は160cm
Dの身長は165cm
Eの身長は170cm
この5人の中で
Cの次に背が高い人は

この問題の正解は多数の人が考える正解だけが本当に正解でしょうか。

ChatGPTにこの質問を投げかけてみたいと思います

Cの次に背が高い人は、D(165cm)です。

おや?正解が多数になる回答とは違います。ここからはしばらくChatGPTと私の会話をご覧ください。

「答えはBらしいですが理由は何ですか?」

答えがB(155cm)というのは何か条件や基準がある場合だと思われます。通常の解釈では、「C(160cm)の次に背が高い人」は身長順に考え、D(165cm)になるはずです。


もしB(155cm)が正解という場合、例えば以下のような特別なルールや状況が設定されている可能性があります


もしB(155cm)が正解という場合、例えば以下のような特別なルールや状況が設定されている可能性があります:

1. 背の低い順に並べて考えるルール

この場合、C(160cm)より背が高い人の中で次に小さい人がB(155cm)という解釈になります。

2. 何らかの誤解や特殊な条件が提示されている

質問の意図や設定に曖昧さがある場合、答えが変わる可能性があります。

質問のルールや文脈についてもう少し詳しく教えていただけると、より正確な理由をお伝えできると思います

「○○の次→特定の順番で並べたときに○○より後に来る人」

なるほど!「○○の次」という表現は、単純に「背の高さ」ではなく、特定の順番があるという意味ですね。その場合、問題文における順番がどうなっているかによって答えが変わります。


例えば:
背の低い順に並べた場合
順番は A → B → C → D → E となり、C(160cm)の次は D(165cm)になります。
背の高い順に並べた場合
順番は E → D → C → B → A となり、C(160cm)の次は B(155cm)になります。


もし「答えがB」というのが正しいのであれば、「背の高い順に並べたときの次」という解釈に基づいている可能性が高いです。このように、問題の意図としてどのような順序が前提になっているのかを確認する必要があります!

「「〇〇の次に」という日本語が〇〇より後に来る人であれば、前提条件が違えば答えが違う可能性があるということですか」

はい、その通りです。「〇〇の次に」という日本語の表現は、「特定の順番」がどう定義されるかによって解釈が変わる可能性があります。そのため、前提条件やルールが異なれば答えも変わり得ます。


例えば:
1. 背の低い順(小さい順)で並べた場合
順番は A → B → C → D → Eとなり、Cの次は Dになります。
2. 背の高い順(大きい順)で並べた場合
順番は E → D → C → B → Aとなり、Cの次は Bになります。
3. 五十音順で並べた場合
名前の順番(仮にA、B、C、D、Eがそのまま名前なら)だと、順番は A → B → C → D → Eになり、Cの次は Dになります。

結論

「〇〇の次に」という言葉は、どの順番を基準にしているのかが明確でない場合、複数の解釈が成り立つ可能性があります。そのため、問題文や状況が前提としている順序が何かを明示しないと、答えが変わることがあります。

「〇〇の次に来るものが〇〇より弱い、低い、などの2つの要素を比べたときの低位置に存在する意味であれば、次に身長が高いのは必然的に身長が低いとなるのでしょうか」

この場合、「次に身長が高い」とは言いながらも、基準自体が「低い位置に存在する」という前提に基づいているため、必然的に次に来るものは〇〇よりも「身長が低い」という結果になります。

理由と仕組み

「低位置」という表現を基準に考えると:
1. 順番が高い→低い方向で並べられている(例:背の高い順)。
2. 「次に来る」というのは、この順番上で「後に並んでいる人」を指す。
3. そのため、「次に身長が高い」という表現をしていても、順番上では〇〇よりも身長が低い人を指すことになります。


具体例


高い順(E → D → C → B → A)で並べられたとき、C(160cm)の次に来る人はB(155cm)です。
この場合、「次に身長が高い」という言い方をしても、実際には「低位置(低い方の位置)」にある155cmのBが該当します。


結論


「低位置」という基準がある場合、「次に身長が高い」という表現でも、その順序の解釈に従い、必然的に〇〇よりも低い位置に属する人が該当します。この背景には、「次に来る人」が相対的に弱い・低い属性を持つ順序に基づいているという論理が働いています。

ChatGPTの回答が変わりましたね。多数の方の正解と一致しました。〇〇の次にという日本語の解釈により回答が違ったようです。ですが、これで本当に正解はひとつと結論づけていいのでしょうか。

ここから更に深掘りして次回はChatGPTと会話を進めてみます。

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